フェーズドアレイ超音波探傷法による鋼構造物の非破壊検査方法

摘要

近年，製鉄所内の圧延機，天井クレーン減速機などの大 型重要設備を，分解することなく外部から検査する非開放 検査により，生産影響を回避し，検査費用を低減するニー ズがますます強くなっている。JFE グループでは，従来の超 音波法に替え，フェーズドアレイ超音波法を用いて段差や はめあいを有する軸でも，軸端から遠隔で亀裂検査可能な 評価方法を開発し※，適用拡大中である。フェーズドアレイ 超音波探傷装置を写真１に示す。