「川の流れを人の流れへ」草津川跡地の公園化事業

摘要

滋賀県草津巿の中心部を東西に流れていた旧草津 川は、川の下を鉄道や国道1号がトンネルで通る典 型的な天井川であった。この天井川は、江戸時代に 宿場町である草津宿を特徴づける光景として、浮世 絵などに多く描かれたが、大雨になると絶えず洪水の脅威を与え続けてきた。そのため、昭和40年代 に治水事業として平地河川化が計画され、平成14 年に新しい草津川が完成し、流路が付け替えられ約 7km•40haの旧草津川が廃川となった。この廃川 敷地をまちづくりの資源として活用すべく計画し、 6区間の内、区間2と区間5を優先整備し、平成 29年4月に草津川跡地公園として供用開始した。