PFI浄化槽整備に来年度著手へ 実施方針公表新設は約150基 10月から事業者選定手続き

摘要

大阪府和泉市は、市域南部の個別処理計画区域（下水道全体計画区域外）を対象として、PFI手法による浄化槽市町村整備推進事業に取り組む方針を固めているが、このほど同事業の実施方針を取りまとめ、事業内容や事業期間、今後の事業者公募•選定に関するスケジュールなどを明らかにした。それによると、事業期間は27年4月1日～37年3月31日の10年間を予定。最初の5年間（27～31年度）で、計画区域内の未整備の一般住宅や事業所等に約150基の浄化槽を新たに設置するとともに、その後は36年度まで、市が寄付を受けた個人所有の浄化槽も含め、既設浄化槽の維持管理業務を行う。また、事業者が新設した浄化槽は、所有権を市に移したのち、事業期間中の維持管理を行う「BTO方式」が採用される。