全市対象にPFI浄化槽事業、27年度始動めざす事業者選定手続き中 16年で2720基新設など

摘要

徳島県三好市は27年度から、市全域を対象にPFI方式による浄化槽市町村整備推進事業に取りかかるため、現在、同事業の実施主体となる民間事業者の選定手続きを進めている。同市は18年3月、三好郡6町村の新設合併により発足。このうち旧井川町では15年度、旧山城町では17年度にそれぞれ市町村設置型事業に着手し、現在も旧2町の管内に限定して同事業を継続している。27年度以降は、この事業区域を市全体に拡大し、民間事業者の技術力•ノウハウを活用して、より効率的•経済的な浄化槽の整備•維持管理に取り組めるようPFIの導入を決めたもの。26年10月に事業実施方針を策定•公表し、11月に特定事業として選定。12月に業務要求水準などを示して民間事業者の公募を行った結果、参加申込書の審査を経て、（株田原工業（三好市）を代表として全15社で構成する「三好浄化槽ネットワーク」1者からの参加が認められたところだ。