「第26回年次大会」で各分野の研究成果を報告:加速する包装ニーズの多様化に向け叡智を結集

摘要

日本包装学会は7月11～12日，文京 区の東京大学農学部で第26回年次大会 研究発表会を19機関協賛の下開催した. 大会運営委員長の中込隆氏は，「包装 は食品や電気製品，日用品，医療医薬品 等様々な物品を，輸送•保管中の様々な 劣化原因から守り，生活者のもとへ最良 の状態で届ける必要不可欠の役割を担う 基本的機能に加え，販売促進機能•利便 性向上等各種機能がある.昨今生活者の 価値観やライフスタイルの変化に合わ せ包装の多様化•高機能化•合理化等 の要求が加速.さらに世界的に叫ばれる save food,地球温暖化等環境問題，少 子高齢化社会に適応したユニバーサルデ ザイン，グローバリゼーシヨン進行によ る各国規制ゃィンバウンドへの対応など 包装が取り組むべき課題•関心は一段と 高揚.かかる包装への多様な要求に応え， 包装産業の更なる発展には包装材料の設 計，各種加工，物性評価，輸送，リサイ クル等多岐にわたる学問と技術の結集が 必要で，本大会は非常に有意義」と挨拶.