IoT活用による高度化を展望: 「第43回紙パルプ計装技術発表会」を開催

摘要

紙パルプ技術協会は，自動化委員会の企画により第43回紙パルプ計装技術発表会を昨年12月18日，東京都江戸川区のタワーホール船堀で開催。「未来を築く電装技術—IoTの現状と応用」をメインテーマに掲げ，特別講演2件を含む7講演が行われたほか，同会場の展示ホールで計装分野のサプラィヤー21社による展示会も催された。技術発表会の冒頭，自動化委員会委員長の山本一泰氏（日本製紙•参与技術本部長代理）が挨拶に立ち，「本発表会は自動化委員会の年間活動のなかで最大の公開イベントとなっており，おかげさまで今回43回目を迎えることができた。また，前日には各製紙会社の計装技術者によるラウンドテーブルディスカッションも実施，今回は各社の計装技術者育成の取組みをテーマとした。人手不足が深刻な状況下，各社が抱える共通の問題点を洗い出すとともに，貴重な意見交換の場となった」と述べたほか，2020年3月に開催を予定している「計装基礎講座」など自動化委員会の活動に対するメーカー各社の協カ，関係各位の尽カに感謝の意を表した。