セダンの基本設計に忠実なFFハイブリッド

摘要

クルマのイメージを一新するためにフロントマスクのデザインを変更することは良くあるが、ここまで大胆な変更も珍しい。とはいえSAIが登場したのは2009年10月だから、時期的にはフルモデルチェンジでもおかしくはないのだが。ともあれ、トヨタのハイブリッド·セダンは内外装とも大きく生まれ変わった。2.5リッター級のFFハイブリツド·セダンといえば身内にカムリがいるけれど、SAIはそれより1世代前となる2.4リツターを積む。それゆえシステム最高出力や燃費ともに目新しい数値はないが、遮音材の改善や遮音ガラスの採用により、静粛性は飛躍的に向ヒした。