北米グレートレース2015に、チーム·ジャパンが参戦

摘要

『グレート•アメリカン•レース(Great American Race)』と呼ばれる自動車イベントは、アメリカにふたつ存在する。ひとつはNASCAR選手権の象徴的イベントにして、アメリカでは国民的な人気を誇る『デイトナ500マイル』の別名。もうひとつは、アマチュアのヒストリックカー愛好家たちが、それぞれの愛車とともにアメリカ大陸を駆け抜けるタイムラリー、『グレート•レース』、通称グレート•アメリカン·レースである。1982年からスタートしたヒストリックカー版グレート·レースは、昨年まで32年間一度も休むことなく開催され、実はこの種のヒストリックカー·ラリーとしては世界で最も長い歴史を誇るもののひとつとされている。また1986年と1987年には、日本のさる愛好家が本誌執筆陣のひとり、伊東和彦氏とともに1937年型のダットサン16型ロードスターで出走したことでも知られている。