40年以上の蜜月の終焉と集大成

摘要

現存するフランス最古の自動車メーカーであるプジョーは、クーベについても1世紀以上という長い歴史を持っている。そして第2次世界大戦後の2作目である403で、イタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナとの関係を確立すると、次作404ではクーペとカブリオレの造形と製作を任せることになった。その後504クーペ/カブリオレや205カブリオレなどが、この手法で生まれるが、1983年に504クーぺが生産を終了すると、プジョーのラインナップから一度このボディは姿を消す。つまり1996年に発表され、2年後に日本への輸入が始まった406クーペは、プジョーにとって久々のクーペでもあった。