鳥類の目ど科の新しい和名 (1)非スズメ目•ィヮサザィ類•亜鳴禽類

摘要

鳥類に関する科学的なコミュニケ-ションは，ある鳥の名称がビの鳥のことを指すのかについて，話者間のコンセンサスがなければ成り立たない。学名は，名称が話者によってぶれる事態を避けるために特別に整備された名称の体系であるため，このような目的に最もよく合っている。学名は，先取権の原理（先につけられた名称を用いなければならない），同名関係の原理 (同じ名称を別のものに用いることを禁じる），担名タイプの原押.（名称を担う基準となる1つの標本（種の学名の場合)，1つの種（属の学名の場合)，1つの属（科の学名の場合）を決めなければならない）などに従うだけでなく，その用法に疑義がある場合の結論の出し方（審議会裁定）までもが整備されている（動物命名法国際審議会2005，山崎2007)。