初期設計段階におけるセットベース多目的設計最適化（第3報）: ドア構造設計問題への摘要

摘要

現状のコンカレント開発環境における設計手法は，ある単一すなわちポイントの設計解を求め，多種多様な性能要件を満たすまで設計解の修正を繰り返すポイントベース設計手放が一般的であり，設計解の修正によって関連する他部門で膨大なやり直しを引き起こす可能性が高いため，開発全体の効率悪化の原因になっているのが現実である．従って，設計者は様々な不確定要素が多く含まれている初期設計段階から多くの要求事項を考慮し．並行して作業が行われている他部門と整合させながら，最適な設計解を求めなければならない．