劣化した小規模橋梁のコンクリー卜舗装の延命を目的とした表面処理工法の概要と施工事例

摘要

「橋梁」は、川•谷間•離島など離れている地点を結hだり、道路や鉄道を跨いだりと、人の移動やモノの流通を円滑に進めるためには欠かせないィンフラであり、水路を跨ぐ橋長が数mのものから、明石海峡大橋のような橋長3,000mを超えるものまで様々である。その多くは高度経済成長期に建設されており、近年その老朽化が問題視されている。平成25年6月の道路法の改正により橋梁の点検基準が法定化され、平成26年3月に公布された道路法施行規則で、5年に1回の近接目視による点検が基本とされた。これにより多くの橋梁で点検が実施されることとなっがた、橋梁ストックの多くは市町村が管轄するものであり、いざその措置を行う段階では、予算や技術者の不足により手が回っていないという実情がある。