豊島美術館日本、香川 2010

摘要

豊島美術館は、瀬戸内海の豊島に建つ美術館である。敷地は、海を近くに望む小高い丘の中腹にある。棚田と自然が混ざり合う美しい環境である。豊島の環境とよく調和しながら、内藤礼氏の作品と共存する建築空間のあり方を考えた。私たちが提案したのは、水滴のようなかたちの、自由曲線による建築である。水滴のように自由な曲線をもつ形状が、周辺の起伏する地形と調和しながらも、1つの強い建築空間をつくりたせるのではないかと考えた。