レポート: キャン•リス——ヨーン•ウッツォンのマョルカ島の家を訪ねる

摘要

キャン·リスの改修設計をしているリーセ• ユールざんを頼って、2011年11月にマョルカ島を訪れた。空港から車でオリーブ畑の中を走ると、ところどころに風車小屋が見える。どの風車も回っておらず、羽部分の白い三角形が陽を浴びてやけに目立つ。よく見ると畑には誰も働いていない。今は生産というより観光のためにオリーブ畑を維持しているという。さらに走ると黄色つぼい砂岩を積んだ農業食庫がたびたび現れる。これはキャン，リスと同じ石だ。ゥッッオンはマョルカ島が気に入って島内を詳しく見て回った。その中で目にしたのと同じ素材を使うことによって、自分の家を地元の素朴な建築の系譜に位置づけたのだろぅ。