デンマーク国立海洋博物館

摘要

デンマーク国立海洋博物館は、この国で最も重要で最も著名な建造物の1つ、クロンボー城と、様々なとり組みを積極的に行っている新しい文化センター、カルチャー•ヤードの間に位置し、歴史や空間における独特なコンテクストをもつ。BIGはドックを開放型の野外展示として保存するため、ドックの頑強な建造物を海洋博物館の中核に保ちながら、博物館を地下に沈めドックの壁体の外周に置くことを提案した。この配置によって博物館は、クロンボー城と隣接するカルチャー•ヤードと連続した文化的環境の一部になると同時に、独立した施設として表現される。ドックは、博物館の全長に沿って徐々に下降していく連続的なフロア•プランとして博物館の空間を生みだす。シンプルな身障者用の斜路と橋が加えられ、構造的かつ彫刻的な手法でドックを横断している。