インタヴュー： 築とアートの境界を超えて

摘要

エディター：ジャィ•アンド•ジャィ•ギャラリーを設立した経緯を教えてください。 ジャィティップ•スリソムブラナノン（以下ジャィテイップ）：私の場合、とくに野 心ある建築家としてのキャリアを始めもしないうちだったので、ギャラリーを開設したのは大きなチャレンジでした。私がSCI-Arc (南カリフォルニア建築大学） を卒業したのは2010年でしたが、当時は設計の仕事を探すのは大変でした。いう までもなく、 SCI-Arcで受けた教育には大いに影響を受けました。教授陣、カリ キュラム、学究的な文化、そして建築教育に対する学校の全般的なアプローチは、 卒業後の私のキャリアに大きく影響しています。ふりかえってみると、卒業時の 高揚した気持ち、自分が新たに得たデザイン業界に対する見解、そして私の地元 であるロサンゼルスの街--これらのすべてを考えると、私がスタジオ（もともと ここはスタジオだったのです）を始めたのは、自然な成り行きでした。私は理性的 なほうですが、それでもスタジオをギャラリーに変えようという私たちの決断は、 建築スタジオを経営するよりも意味があると思ったのです。