特集：磯崎新の1970年代実務と理論

摘要

磯崎新は1931年大分市生まれ。1954年東京大学工学部建築学科卒業。1963年磯ゆ靳ァトリエを設立。大分県立中央図書館をはじめ、60年代に大分市に集中して実現ざれた建築群から、90年代の国内外各地、バルセロナ、オーランド、クラコフ、岡山県奈赖町、京都、奈良、ラ•コルー二ャ、山口県秋吉台、ベルリンなど、そして今世紀に人り、中東、中国、中央アジアをはじめとする数多くの新作まで、どの思想領域にも属さない個人的な思考と空間の展開でありながら、政治•社会•文化にほかのどの建築家よりも深く觝触しつつ、それを建築において開ボしてきた。は紀を越えるその活動は、思想、美術、デザイン、音楽、映画、演劇など常に建築の枠組みを超えて、時代や他領域を交錯する問題提起を生みだしている。