リチャード·レプラストリエ

摘要

ロヴエツト•ペイのクーリンガイ•チエイス国立公園の周辺に広がる、ピットウォーター川西岸に位置する小規模住宅で、本土側に建っているにもかかわらず、アクセスは水上からのみ可能である。気候条件としては、太平洋およびオーストラリア東海岸沖の潮流のおかげで、ほぼ亜熱帯性気候が、ほどよくマイルドな状態に調整されている。敷地には都市インフラから切り離された、独自の自立したパワーが備わっている。建築のコンセプトは、住む家族のための船のような住宅、あるいはゆりかごのような住宅である。建物そのもののフ才ルムは非常にべーシックで、「より大きな部屋」の中のワンルームであり、周囲の壁はさらに崖に囲まれ、毎6時間ごとに2m近く上下降する川の水位にあわせて床面がシフトする。