建築と景観

摘要

建築設計の評価基準は多様である。まず、建築設計は、建築法規の基準により評価される。法的評価の目的は、建築基準法の目的にあるとおり、「国民の生命、健康及び財産の保護」という基礎的な利益を保護するところにある。また、建築は高額の投資でもあるから、建て主の経済的要求への適合性も、重要な評価基準になろう。法的評価や経済的評価の話は、普遍的で理解しやすい。しかし、当然のことながら、建築設計の評価はそれだけでは終わらない。