活動レポート

摘要

本シンポジウムは1月30日(金)13:00～17:00に東京工業大学キャンパスイノベーションセンター国際会議室にて開催された。司会は西村康志郎(北海道大学)、高森直榭(フジタ)、日比野陽(広島大学)で、講演者を含めた参加者は130名余りであった。1.主旨說明：河野進(東京工業大学)本シンポジウムの位置付けおよび内容について説明があった。2.RC部材実験データベースの構築と解析田才晃(橫浜国立大学)より全体概要としてデータベース構築手法および検討内容について説明があった。続いて、石川裕次(竹中工務店)より梁と柱部材、渡邊秀和(東京工業大学)より腰壁•垂れ壁付梁部材、磯雅人(福井大学)より袖壁付き柱部材、坂下雅信(京都大学)より耐力壁部材、楠原文雄(東京大学)より柱梁接合部についての検討結果として、実験変数分布、曲げおよびせん断終局強度等の設計式の予測精度、影響因子の分析結果等が示された。また、剛性や変形性能のデータを収集するのが困難、部材により試験体数が極めて少ない等の現状が指摘された。最後に、楠浩一(東京大学)が今後の課題として、論文に掲載する情報の充実に関する啓蒙、維持管理のモチベーション確保、収集データにおける欠損データの明確化等を示した。