改築•散田の家

摘要

この建物は.1969年に竣にした「散田の家」と.その後建てら れた別棟を改築したものである」この改築に際し.必要諸室の要 望と共に「散田の家」の構成全体の骨格を残しながら.新たなィ メージの空間を求められた。そのことから.建物自体の構成の変 更は最小限にとどめ.主屋の内部空間全体のィメージを支配して いた内壁.天井そして柱等の生地仕上げのヒノキ材（梁はマツ材） を薄い白色系ペイントで仕上げることで.素材感を曖昧に残しな がらの空間のイメージの変更を行った。また.別棟の減築や中庭 の再構成によって.有機的な全体の再統合を意図した。