活動レポート

摘要

主題説明では、まず、小林委員よりこれまでの施設火災の現状について、火災データを用いて延べ床面積やスプリンクラー（以下、SP)の有無による延焼面積や死者発生の大きさの報告があり、次いで、夏目委員から小規模な社会福祉施設を設計する立場から、防火·避難を考える上で配慮している点(避難経路やSP等)についての報告が行われた。設計マニュアルの提案では、若竹委員から建築設計の立場より水平避難を基本とした避難経路や区画、一時避難の空間確保の紹介があり、山村委員より防災設備機器を中心とした排煙、SPの設置等、設計時から考える必要のある防火·避難のあり方や施設運営者や職員へ伝達の必要性の報告があった。栗岡委員より施設の利用状況から悪い事例や良い事例を紹介しながら背景にある施設の置かれている課題と解決の方向性についての報告が行われた。