現代住宅の『ィンチキ臭』をなぶク出ず『すみか』奪還のための第一歩

摘要

8月未。金沢21世紀美術館に2つの異様 な構築物が出現した。－方は450個の土 嚢ブロック（土嚢にセメント入り土砂を詰め込 んだもの）による高さ3mを超すドーム建 築であり、他方は工事現場でお馴染みの 鋼管足場と、それに支えられ浮遊する木 造ボックスである。鋼管足場の隙間には 障子や襖、切り刻まれた畳で包まれた空 間が見え隠れする。この一見異様な構築 物、現代美術家の高嶺格による「Good House．Nice Body　いい家、よい体」展 の第2章、「Good House　いい家」の制 作展示物だ。筆者はこの「いい家」を高嶺 氏と共同で制作した。