監理のできない仕事はお断り！ 遠方でも構造検査は毎回確認

摘要

通常、構造事務所の仕事は、意匠のつくる形を構造上成立できるように、構造計算をしていきます。近年では、雑誌に掲載される作品において、意匠設計者と構造設計者の連名となる場合も増えてきましたが、まだまだ構造設計者の地位は高くないと思います。しかし、時代を経ても古びない人々の心を打つ美しい空間や良い建築とは、構造そのものの合理性が高いことが含まれていると思います。そうした場合、計画の段階から、さらにはオーナーとの打ち合わせの段階から、よりよい建築を探るために、構造事務所が同席することはごく当たり前のことだと思っています。