バイオクライマティックデザイン

摘要

環境共生住宅をそのまま説明すれば地球環境と共生した家という意味で分かりやすいが、ほかに世間では分かりにくい横文字の表現がたくさんある。ェコハウス、グリーンハウス、ェコファースト住宅、スマートハウス、ェコウィンハウス、ゼロェネ、ゼロカーボン、ェコプロダクツ、カーボンオフセットハウス、サスティナブ)レハウス、と何が何だか分からない。一際目に留まるものがもう一つあった。バイオクライマティックデザインである。胡散臭いと思いつつ内容を調べてみた。環境系の学者さんたちの集まりで「その地域の自然に合致し、地球環境を維持できる、人間に快適にかつ喜びを与える建築デザィン」と定義している。工学系の先生方が文学的な「喜びを与える」と定義しているのでなかなかおもしろいと思った。環境系の学者さんたちは高気密·高断熱愛好家で、夏でも窓を閉め切りゲージとにらめつこして、断熱メーカーの応援ばかりしていると思っていたが、そうでもない人もいるみたいだ。その舌を嚙みそうなバイオクライマティックデザインの研究会が熊本で10月31日、11月1日に開催され、セッションにお呼びいただいたので、その「地球環境を維持できる」と「喜びを与える」を強調すべく参加する。予告編で内容を紹介するので、興味がある人は是非当日に参加して欲しい。