10.抗ウィルス加工剤

摘要

新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)の世界的な流行を受けて，繊維製品をはじめとする日常的に使用するものに対する抗ゥィルス加工の要望が高まってきている.抗ウィルス性能を測定する方法としては"繊維製品の抗ウィルス性試験方法"JIS L1922/ISO18184が2014年に新設され，2015年には繊維評価技術協議会(SEK)による抗ウイルス加工マークの認証が始まっている.また"プラスチック及びその他の非多孔質表面の抗ゥィルス活性の測定"ISO21702は2019年に一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)により本規格の国際標準化がなされ，SIAAマークとしての運用がスタートしている.