航空管制のすべて航空管制のための施設と機器

摘要

飛行場に管制塔が設置され始めたのは1930年代になってからであったが、当時、管制塔に置かれた機器は、パイロットに指示や情報を伝える無線電話や地上の関係者との連絡のための有線電話、それに無線電話が使用できない場合にパイロットに指示を伝えるためのライトガン（可視信号）程度のものであった。ライトガンというのは線、赤、自の三色の信号が発射されるようになっており、銃のように相手に向けて発射するのでガン（銃）と呼ばれているわけであるが、10kmも離れた位置からも視認できるといわれる。これは現在でも「非常」の場合の連絡手段として、管制塔に常備されている。