特権階級と会社の繁栄

摘要

前回KALの『ナッツ姫』事件を取り上げた。2015年2月12日、裁判の判決が出た。「懲役1年」執行猶予なしである。予想以上に厳しいものであった。恐らく判決は「現代の両班」(りやんばん-李朝•朝鮮の特権階級)といわれる韓国財閥に反感を燃やす国民大衆の感情を無視できなかったものと推察された。弁護団としては、もちろん控訴するはずではある。いずれにせよ、現代の特権階級に欠如しているものがある。ナツッ姫はかつて双子の息子をハワイで出産している。これも庶民の反発を買った。ご存知のように、韓国は国民皆兵制度を採用している。「ハワイで出産すれば、アメリカ国籍をもらえて、徴兵制度から除外される」との思惑が庶民には見えみえであったという。