様々な状況下における独立したマイクログリッドの信頼性に関する研究

摘要

新世代の電力システムの構築に対処するための対策として、マイクログリッドが重要である。 それらには、CO_2、NOx、Sox、などの汚染を放出しない再生可能エネルギーが含まれる。ただし、マイクロ グリッド内のこれらの再生可能エネルギーの信頼性を考慮する必要がある。これはマイクログリッド信頼性と呼ばれる。 私たちはこの問題に焦点を当てている。本研究では、太陽光発電、風力発電、ガスタービン、蓄電池からマイクログリッドを構成した。そのマイクログリッドを利用して工場や家庭の需要に対してどの程度の信頼性を得られるかシミュレーションを行った。一時間ごとにマイクロソースの合計の発電量を計算した値と家庭や需要の一時間ごとの需要の値を比較した。この比較を一年分計算して電力不足確率や電力量不足確率を求めた。このシミュレーションには、マイクロソースにトリップが起きた場合、送電ロス、配電ロスの考慮をしている。 今回使用したデータは東京電力が公表している 2016 年度の東京都内の需要データと気象 庁が発表している 2016 年度の東京都内の日射や風速等のデータを使用した。