電気自動車アグリゲーションシステムを用いた 周波数調整における通信遅延の影響と経済性の評価

摘要

本研究では、UC計画と周波数シミュレーションによってEVASを用いたLFCの経済性と通信遅れを考慮した上での運用実現性を評価した。 UC計画によってEVASを用いたLFCの経済性が確認され、EVASをより経済的に利用するためには、高速カテゴリを設けることが望ましい。 一方で、運用実現性については、周波数偏差によって評価を行い、95%dfは運用基準を満たしたものの、瞬時的に周波数偏差の逸脱がみられ、今回の制御方法では制御遅れがあると、運用ができないことが確認された。