摘要
○ はじめに
1 太宰治の神話
1.1 太宰治の生涯と「失格」の結末
1.2 作品の一覧と『人間失格』の位置
2 代表作の『人間失格』から作者太宰治の本当の姿を求めてみよう
2.1 奥野健男の『人間失格論』から太宰治まで
2.2 「人間失格」というテーマ
2.3 『人間失格』の主な内容
2.4 『人間失格』での「失格」分析
2.4.1 内部構造から
2.4.2 出身とおい立ち及びあとの経歴から
3 実生活から太宰治の「人間失格」宣言と「人間」への反抗を考えてみる
3.1 太宰治の出身とおい立ち
3.2 交際と経歴から「人間失格」を見てみよう
3.3 心理の面(罪の意識)から「人間失格」の呪いに悩まされた太宰治を分析してみよう
3.4 社会環境から
4 表の「人間失格」宣言と裏の反抗精神
4.1 『人間失格』から太宰治まで
4.2 自殺の姿勢
4.3 出身階級と社会環境(主に戦争)への反抗
4.4 芸術面での反抗
4.5 聖書をたくみに利用して、反抗している太宰治
5 おわりに
注釈
参考文献
謝辞