積雪分布のパターンの類似性に着目した 積雪分布の推定手法の検討

摘要

積雪寒冷地においては，融雪水をダムに貯留して夏にかけての水需要をまなかっていること，融雪水はrn災害の原因となることから，融雪期が始まる前に山間部の積雪分布をできるだけ正確に把握することが重rn要である．本研究では，同一範囲を対象とした2 回（2012 年3 月及び2015 年3 月）の航空レーザ測量にrnより計測された積雪分布の類似性に着目し，ダム流域における積雪分布の推定方法を検討した．結果，複rn数年の積雪分布から共通する基礎的な成分を抽出することにより，毎年の積雪分布を精度良く推定するこrnとができる可能性が示された．本手法を応用することにより，ダム流域等の山間部において，簡易にかつrn低コストで精度良く積雪分布を推定することができる可能性がある．