公園内における移動イスの設置方法に関する研究 －その５ エリア特性と移動イスの組み合わせについて－

摘要

本研究は，継続研究であり，これまでの研究成果によrnり，公園において，休息施設は遊具と同様に，児童の遊rnび環境と保護者の見守り環境を充実させる意味では重要rnな要素であるといえる。しかし，そうした多様な行為とrnの関係がある半面，公園内の固定の休息施設だけでは公rn園利用者の潜在的ニーズに対応するには限界があり，公rn園利用者の休息行為を促す休息施設設置に関する指針をrn探ることを目的としている。既往研究では，公園利用者rnの潜在的ニーズを顕在化しうる移動イスに着目し，「移動rnイス設置公園利用者観察調査」より，設置場所の選択自rn由度が高いことや，「休息」「見守り」に加え，児童のrn「遊び」行動の活性化等，固定の休息施設には無い移動rnイス設置の有効性，移動イス設置の効果について明らかrnにしてきた。本稿では，既往研究において，移動イス置rn場の複数設置の有効性を把握することができたが，エリrnアにより移動イスの利用に偏りがあることをふまえ，公rn園内における移動イスの設置方法に関する研究の一環とrnして，「置き場と移動イスの組み合わせ」に着目し，公園rn内のエリアの特性に合わせた移動イスの組み合わせ方法rnについて比較検討することを目的とする。