ハイパースペクトルデータを用いたコンクリート表面ひび割れ点検における正規化分光反射指数の適用性

摘要

本研究の内容は、以下の2 点にまとめられる。①複数のひび割れ教師領域に対する分光反射率のプロファイル分析の結果、赤色域から近赤外域の境界で反射率が立ち上がり、反射率の差があることが確認された。②この結果のもとにバンド7(661nm：赤色域)とバンド18（803nm：近赤外域）を選定し、NDSI 画像を作成した。判別効率表を通して、NDSI 画像から0.2mm 幅のひび割れを90％以上の総合精度で検出可能であることが確認できた。