昆虫サイズ翼の平面形空力特性

摘要

低レイノルズ数における低アスペクト比翼の平rn面形空力特性に関する研究は，超小型の無人航空機rn（MAV）の開発と共に増加した．これに対して，rnTorres and Mueller1)は様々な低アスペクト比を持つrn平面形形状について， レイノルズ数Re=70,000rn~140,000で風洞実験を行った．レイノルズ数が減少rnした場合については， Mizoguchi and Itoh2) はrnRe=52,000~76,000 で， Okamoto and Azuma3) はrnRe=10,000~20,000で風洞実験を行っている．これらrnの実験結果は， 高レイノルズ数において有効なrnLamar4)の理論値と比較的よく一致することが確認rnされていることから，低アスペクト比翼の空力特性rnは，レイノルズ数依存性は小さいと考えられる．さrnらに，最近ではCFD (computational fluid dynamics)にrnおける解析においても，その結果はRe=10,000におけrnる風洞測定結果と一致が確認されており5)，これらrnの結果はほぼ妥当なものと考えられる．