消費電力ログと状況ログを用いた節電行動の定量化と オフィス環境における個人の貢献量の評価

摘要

現在，社会的に電力削減が要求されている．また，国rn内のエネルギー消費のおよそ5 分の1 が業務部門からrnの消費であり，ここ30 年で約2.8 倍増加している[1]．rnさらに，業務部門のエネルギー消費の4 分の１が事業rn所・ビル・学校からであり，これらの分野の消費電力rn量削減が重要である．rnこうした背景から，現在BEMS(Building Energy ManagementrnSystem) 等の導入やBEMS と連携した消費電rn力可視化に注目が集まっている．また，多くの事業所rnが電力削減目標の設定や節電マニュアル等の作成を行rnい電力削減に取り組んでいる．rnしかし，節電対策のみを示されても節電に詳しくなrnい人にとってはどの節電対策を行えば効果的に節電でrnきるか分からない．また，BEMS 等で消費電力を見せrnられただけでは，利用者は自分の行動でどの程度電力rn削減に貢献したか把握することができない．節電を継rn続して行うためにはこれらの問題点を解決する必要がrnある．