機械学習を用いた原木強度の推定

摘要

日本の木材の流通システムでは、供給者は見た目（色、年輪情報など）で原木を評価する一方、需用者は強度で原木を評価する。したがって、供給者と需用者とでは原木のの評価基準が一致しておらず。需用者は製材の質を確保するため、必要以上の原木を購入し、人力・物力が浪費され、木材の流通システムの低効率化と低収益化をもたらしている。このため、供給者と需用者の間に、木材の品質と製品の安全性を測る重要な基準である強度に基づいた共通の評価基準が必要と言える。