Ni/Al2O3触媒上でのメタンのドライリフォーミング反応にお ける炭素蓄積挙動の検討

摘要

CH4 の ド ラ イ リ フ ォ ー ミ ン グ 反 応 (CH4+CO2→2CO+2H2)において、安価で高活性を示す Ni 系触媒が広く研究されているが、反応中の炭素蓄積 による活性劣化は依然として解決すべき課題である。 当研究室では、反応の中間体となる活性炭素種(Coke A) と劣化に関与する不活性炭素種(Coke B)が反応中に生成 すると提唱してきた。しかし、二種類の蓄積炭素の 生成機構はまだ明らかとなっていない。本研究では Ni/Al2O3触媒を用い、反応条件を変化させることで CH4 のドライリフォーミング反応における炭素の蓄積挙動 について検討した。