PMモータの1次鎖交磁束推定に基づくモータ巻線抵抗の変動分推定の一検討

摘要

永久磁石同期モータ(PMSM)は高効率，小型という特徴を持っていることから，家電，産業，自動車等，適用範囲が年々拡大している。 PMSM駆動時にPMSMの温度を監視することは，加熱，誤動作，寿命低下を防止する上で重要である。また正確に温度を監視することにより，PMSMの効率，システム全体の能力を向上させることが可能である。しかし，PMSMの温度の測定をすることはコストや頑健性の問題から実用的ではない。