住宅における床チャンバーを利用した空調に関する研究(その28)空調室における混合用仕切板設置による送風温度差の低減

摘要

今回の戸建住宅の空調室における仕切板の検討で，以下のことがわかった。1.温度差と圧力損失のバランスを考慮すると，仕切板の幅は500mmが適していると考えられる。2.冷房時は仕切板の設置位置はレターンロ側に比べて，送風ファン側の方が温度差が小さくなった。3.暖房時は仕切板の設置位置がレターンロ側に比べて，送風ファン側の方が空調室上段中央の送風ファンの温度が局所的に低くなることで温度差が大きくなったが,送風ファンの上に追加仕切板を設置することで温度差を小さくできることがわかった。