駅補助電源装置による更なる省エネルギーへの取組み

摘要

東京地下鉄(株)では195.1km の地下鉄路線を運営し、1日当たりの平均輸送人員は758 万人、客車走行キロにおいては約796400km となっている。この、電車運転に消費される電力量は、2018 年度実績で5 億5800 万kWh にも及ぶ。近年、東日本大震災を契機として、エネルギーの有効活用が一層求められており、東京地下鉄としても、地上設備を含めた鉄道システム全体でエネルギーの有効活用に取り組むべきであると考え、2020 年度に向けた長期環境戦略「みhなでECO.」“東京メトロ自らのエコ化”を掲げ、東西線地上駅へのメガソーラー規模の太陽光発電システムを設置し、他路線の地上駅にも太陽光発電システムを導入中である。また、電車がブレーキをかけたときに生じる回生エネルギーを駅施設の電力設備に供給することができる、駅補助電源装置を導入し、使用電力量の削減に取り組hでいる。