ゼオライトの新規調製法： 高速化、高耐久化、ナノサイズ化

摘要

ゼオライトは多孔質アルミノケイ酸塩の総称であり、触媒、イオン交換材、吸着材として幅広く用いられ ている。通常、工業的に使用されるゼオライトはバッチ式オートクレーブを用い、100～200°C、数時間～数 日の水熱処理を経て合成されるが、より高機能なゼオライトを効率的に合成すべく、組成の新規性、サイズ の制御、高耐久性化、高速合成化に関する研究が多くなされている。本発表ではこれらの研究の最前線を紹 介するとともに、本研究室の最近の成果についても講演する。以下に高速合成の例について述べる。