粉末冶金プロセスによるCaO粒子分散強化マグネジラム基複合材料の特性

摘要

低炭素社会を構築するためには，密度の小さなマグネシウム（Mg）にセラミックスなどの強化材を分散させ，機械的特性を向上させた金属基複合材料の創製が必要不可欠である1），2）本研究で強化材として選択した酸化カルシウム（CaO）は，比重が3?35とチタンよりも軽量で，曲げ強度は100～160Mpa，融点が2845Kと高温である3）．したがって，CaOの添加はMgの軽量性を損なわずに強度ならびに耐熱性を向上させる可能性を秘めている．