難燃性マグネシウム合金FSW接合部での拘束条件の影響

摘要

2020年を目標に世界各国で二酸化炭素の排出量の大幅な低減を目指し各種省エネ技術に関する研究開発が盛hである。特に, 欧州,欧米では自動車の軽量化に関する研究対象としてマグネシウム合金を用いた軽量化技術の研究開発が盛hである。近年ではカルシウムを添加し燃焼しにくくした難燃性マグネシウム合金1）が開発され，様々な製品への拡大が期待されており，それは携帯情報端末等の小型プレス製品から大型輸送機器の構造材への適用についても検討及び種々の研究開発が進められている。構造材への適用を検討する際，各種部材の接合技術が不可欠である。接合に関する技術開発としては）溶融接合（TIG, MIG), 固相接合（摩擦圧接合，摩擦攪拌接合）にっいて多くの研究開発が進hでいるが，難燃性マグネシウム合金における摩擦攪拌接合に関する研究報告はまだ少ない。