7150Al合金の機械的特性に及ぼす熱処理前の圧縮ねじり加工温度の影響

摘要

7000系アルミニウム合金は航空機用材料として広く使用されているが、機体の軽量化のため、アルミニウム合金の比強度·比剛性の更なる向上が求められている。しかし、一般に強度の向上は延性個性の低下と相反課題であり、高強度化と同時に延性働性も維持桶上させる技術開発が必要である。そのため、著者らは、鋳造後の鍛錬9均質化工程において従来以上の強ひずみ加工を付与する効果について検討している。そして、巨大なせh断ひずみを付与する圧縮ねじり加工法を7ほ0昂合金に適用し、鋳造後の結晶粒および晶出物を従来の鍛錬以上に微細均質化すると、局部伸びが発現して延性を大きく向上できること1）、さらに、熱処理（T6処理）後にも、その局部伸びと高い延性が維持されること2）を実証した。