(0359)水素精製用AB2型Zr-Fe 系水素吸蔵合金の元素置換によるCO_2 被毒耐性向上

摘要

水素吸蔵合金を用い、炭化水素系燃料の改質ガスから水素の精製·貯蔵を行うプロセスの開発を進めている。本プロセスでは現在MmNi 系合金を使用しているが、AB_2型合金の適用により高水素容量化および材料コストの低減が可能となる。これまでの研究からTiMn_2 系合金においてMn 側の元素をFe で置換することによりCO_2 被毒耐性が向上することを明らかにした1)。そこで本研究では、B サイトにFe を多く含むZr(Fe_(0.5)M_(0.5))_2 に注目した。Zr をTi で置換し、置換元素M としてMn またはCr を選択することで、置換元素とCO_2 被毒耐性の関係性を明らかにすることを目的とする。