TriA-Xポリイミド複合材料の開発－オートクレープ成形方法の検討

摘要

航空宇宙用途をはじめとする様々な分野において、軽量かつ高強度を有する炭素繊維強化プラスチック（CFRP）の需要が拡大している。現在、航空用途で用いられているCFRPのマトリックスは主にエポキシ樹脂であり、将来の超音速機。極超音速機や宇宙往還機への適用には高耐熱性のCFRPの開発が望まれる。高耐熱CFRPの有望なマトリックスのひとつとして、末端斉りに4－フェニルエチニル無水フタル酸（PEPA）を用いた熱硬化性ポリイミド樹脂（熱付加型イミドオリゴマー）がある。