明治期の板ガラスの建築への浸透に関する研究: 明治宮殿の「硝子障子」を中心に

摘要

板ガラスは明治時代の開始とともに建築材料として日 本で使用され始め、第ー次世界大戦後は急速に普及して現 在はほぼ不可欠な建築材料となっている。本研究は、板ガ ラスという材料がどのように明治期日本の建築物に適用 されていったのかを明らかにし、日本の社会と建築にお こった近代化の諸相を板ガラスを通じて記述することを 目的とする。