地場産木材の有効利用のための新建築構造システムの開発:ビス接合部の半剛接合ばね置換

摘要

環境保全や中山間地の活性化をはかるためには地場産木材の有効利用とともにその需要を拡大することが重要である.そこで，筆者等は，地場産木材の需要を拡大することを目的に，地場産の杉材より生産される単板積層材(LVL;Laminated Veneer Lumber)を用いた新たな構造物として農業用温室の開発を行っている.本報告では，開発過程で行われた実験結果の解析に用いるビス接合部の半剛接合ばねモデルへの置換法を示す.