磁気分離を用いる磁化活性汚泥法を活用した畜産排水の高度処理

摘要

難分解性である家畜抗生剤を磁化活性汚泥法の利点を生かして生分解処理することを目的として、模擬排水にテトラサイクリンを添加して、水処理試験を行なった。十分な馴養の後、流出水中のテトラサイクリンの光学濃度はほぼ無視できるレべルまで分解した。余剰汚泥を引き抜かずに運転できる磁化活性汚泥法は微生物の馴養を促進し、抗生剤の分解に有利であることが示唆された。